はじめに
言葉遣いや表現は、
時代と共に変化をしております。
ニュースでも若者の言葉として取り上げられる事もあります。
はやりで使われ、すぐ消える言葉もあります。
ただ、電話においては相手の顔が見えない分、
言葉遣いで印象が変わってきます。
「あっ、この人はできる人だな」と
直感的に思います。
ベテランの方でも日本語を間違えて使われているケースもあります。
本日は、電話対応で間違いやすい日本語と題して、
ご紹介していこうと思います。
間違えやすい言葉遣い7選
- お名前をいただけますか
- 「◯◯〜になります」
- お休みをいただいております
- 「◯◯◯でよろしかったでしょうか?」
- 的を得た発言
- かんぱつ(間髪)入れずに
- 耳ざわりのいい
上記の言葉は、どこが違うかわかりますか?
「普段使ってます。」と言う意見も多いかもしれません。
それでは、以下訂正した言葉をご紹介していきます。
間違いやすい言葉遣い7選の正解
1.お名前をいただけますか
→・お名前をおきかせいただけますか
・お名前を伺ってもよろしいですか
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2.「◯◯〜になります」
→「〇〇〜です。」が本来の使い方。
例、
☓、お手洗いは、あちらになります。
◯、お手洗いは、あちらです。
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3.お休みをいただいております
→ ・休みを取っております。
自社の人に対して「お」はつけない。
「いただく」も不自然な表現です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
4.「◯◯◯でよろしかったでしょうか?」
→「〇〇〇でよろしいでしょうか」
過去のことではない目の前のことに
使う表現だとすれば、おかしい使い方です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
5.的を得た発言
→的を射た発言・・・・的確に要点を捉えることの意味。
60歳以上の人に使われている事が多い印象の言葉
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6.かんぱつ入れずに
→「間、髪(かんはつをいれずに)」が正しい表現です。
髪の毛が1本も入れ隙間もないくらいという意味なので、
「直ちに」「とっさに」と同じ表現。
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7.耳ざわりの良い
→「耳障り」と「耳触り」2パターンの使い方ができる。
耳障りは、聞いていて嫌な感じの場合
耳触りは、肌触りと手触りと同じように聞いたときの
感じや印象といった意味で使われることもある。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
まとめ
今回ご紹介した7つの日本語は、
ビジネスの場で使われることが多いため、
頻繁に聞く人もいれば、
ほとんど聞いたことがない方も
いらっしゃると思います。
日本人として、使わなくても
正しい言葉を知っているだけで、
相手の方が正確に話しをされていれば、
印象もいいでしょう。
反対に、間違った言葉を使っている相手がいれば、
「この人、間違っている」と気づくことができます。
いづれにせよ自分が正しい日本語を使うことや
知っていることは、知識として持っておく必要があります。
家族や同じ会社の人間が、間違った日本語を使っていたら、
指摘できる人になりましょう。
本日もありがとうございました。
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