はじめに
トヨタのミニバン、ミドルクラスのなかで好調な販売台数を
出している、ヴォクシー&ノア。
引用:トヨタ自動車HP(画像は、80系)
2022年フルモデルチェンジで90系デビュー!
直近の改良歴史を振り返ると、
80系と呼ばれるモデルが、2014年1月にデビューした。
2014年(平成26年)から何度かの追加モデルや改良を
行い、マイナーチェンジを2017年に行った。
途中、自動ブレーキの追加や、クルーズコントロールの追加といった
細かい改良も行われてきた。
近年は、他社の同等クラスミニバンと比較すると
機能面で、正直劣っていた。
しかし、機能で劣っていてもトヨタのブランド力により販売は、
好調に推移していた。
今回のフルモデルチェンジで7年越しの、フルモデルチェンジになった。
今回の記事は、大まかに新採用される機能について
まとめてみました。
他にも細かい新機能は、ありますが、筆者が、
大きく魅力を感じた機能をご紹介させていただくに
とどまっております。
しかし、これを読んでいただければ、
ほとんど新しい機能は、把握できると思いますので、
最後までお付き合いください。
結論
初の機能が目白押し、機能刷新!ここまでつけたか!と
正直驚いた。
「やはりトヨタ。やるときはやるな。」とおもわせてくれる
内容になっています。
細かく見ていきます。
1 バックドアフリーストップ
バックドアを途中で止めることができる機能。
バックドアを開くときに、すぐ後ろが塀や車が、止まっていた場合に、
片手で抑えながら、もう片方の手で荷物を取り出すといった具合に
なる場合がありますが、
フリーストップがあることで、途中でバックドアを止めて、両手で荷物を
のせおろしが可能になる。嬉しい機能です。
2 パワーバックドアスイッチ車両サイドへ
パワーバックドアのスイッチの位置を車両リヤサイドへ変更。
スイッチをサイドに配置したことで、バックドアの開閉時、
バックドアの動きに合わせて体を動かす必要がなくなった。
※グレードによりメーカーオプション設定あり
3 トヨタセーフティーセンスの進化
トヨタセーフティーセンスを次世代採用。
●昼間の歩行者のみの検知しかできなかった機能が、大幅変更
昼夜歩行者の検知はもちろん、自転車の昼夜検知。
また、バイクの検知も昼間は可能になった。
●緊急時操舵支援
◯低速時加速抑制機能
◯アクティブ操舵機能
歩行者・自転車・二輪車・車両と衝突の可能性がある場合、
車が、回避するためのハンドル操作を行うもの。
(自車線内に十分なスペースがあるとき)
※メーカーオプション設定
●交差点の安全性
交差点衝突回避支援(右左折時・出会い頭)
右左折時の対向車や歩行者自転車の検知はもちろん
交差点での車両やバイクに対しても検知可能に!
●FCTA(フロントクロストラフィックアラート)
これは、RCTA(リヤクロストラフィックアラート)のフロント用機能!
交差点に進入の際、前方左右からの接近車両を検知。
ドライバーへ注意喚起を行う。表示とブザー音。
※メーカーオプション設定
引用:レクサスHP
●レーダークルーズコントロール
◯全車速追従機能対応
◯カーブ時速度抑制機能あり
レーダークルーズで走行中、カーブを認識すると減速をしてくれる
◯割り込み車両を早期に認識システム安心感向上
◯ 車間距離設定を3段階から4段階へ
今まで以上に細かい設定が可能へ
●プロアクティブドライビングアシスト(PDA)
◯歩行者・自転車運転者・駐車車両を回避する操舵と減速支援
◯横断歩行者の減速支援
◯歩行者・自転車・駐車車両の回避ハンドル支援
または、その両方の減速とハンドル支援
◯先行車への減速支援
車間距離を近づきすぎないように減速支援
◯カーブの減速支援
カーブに対して、自車の速度を判断し、
ドライバーのアクセルオフに応じて減速をしてくれる機能
引用:レクサスHP
●レーントレースシングアシスト(LTA)をより進化
他車両でも多く採用され、特に目新しい機能ではないが、
機能を進化させて採用。
〇車線の認識性能によりスムーズな操舵支援ができるようになった
◯隣の車線を走行している車両と近い場合は、自車を少し回避させた
走り方をしてくれる機能を採用
●レーンチェンジアシスト(LCA)
LTA作動中に運転手がウインカーを出して車線変更を
しようとすると、車線変更のためのハンドル操作を支援してくれる。
そのときに、周囲の安全も確認してくれる。また、車線変更終了時は、
ウィンカーを自動で消灯してくれる。
引用:レクサスHP
●ロードサインアシスト(RSA)の進化
◯メーターに表示させる認識標識で、Uターン(転回)禁止が認識可能になった
◯赤信号も認識可能
カメラが、赤信号を認識しているにも関わらず、運転手が見落として
交差点に進入する可能性があると判断した場合、ディスプレイに
点滅表示やブザーによって注意喚起を行ってくれる。
●TMN(発遅れ告知)の進化
先行車発進機能だけではなく、信号が赤から青へ変わったことも認識し
ブザーでお知らせしてくれます。
●ドライバー異常時対応システム採用
LTA使用中にドライバーがハンドル操作をしないとシステムが判断した場合、
音とディスプレイに表示をして、ドライバーに操作を促す機能を採用。
表示をしてもドライバーが操作をしない場合、ハザードやホーンブレーキランプを
使い車外に異常を告知。また自車線で減速停止をしてくれます。
停止後にドアロック解錠ヘルプネットへの自動接続を行う。
4 トヨタチームメイトの進化
●アドバンストパークが進化
◯前向き駐車も可能
◯前向き駐車からの出庫も可能
◯通常の駐車からも出庫可能
◯ガソリン車(ギアの切り替えはマニュアル)にもアドバンストパーク採用
◯ハイブリッド車(フルオート駐車)は、リモート機能採用
車外からスマートフォンのアプリを使って遠隔で操作で駐車と出庫が可能
引用:レクサスHP
●アドバンストドライブ(渋滞時支援)
渋滞時に運転手は、ハンドル操作から開放される。
条件があり、
レーダークルーズコントロールとレーントレーシングアシスト作動時、
メーターのドライバーモニターで運転手の顔を認証し、前方を確認していることが
システムが判断すれば、ハンドルから手を離しても車の走行が可能になる。
停止可能時間は、3分間ある。3分以内であれば、スイッチ操作せずに
車が再発進してくれる。
5 世界初 安心降車アシスト ドア制御
●スライドドアオープン制御SEA
降車時、後方からの車両や自転車等接近を検知した場合、
ドアオープン操作のキャンセルまたは、スライドドアの途中停止を
行う。
※BSM(ブラインドスポットモニター)の機能を使った制御なので、
セットメーカーオプション
6 ディスプレイオーディオの進化
ディスプレイオーディオにセンター通信型のつながるナビを採用
それにより、トヨタ車の他に採用されているナビキットは、廃止。
7,デジタルキー採用
スマホのアプリを利用して、
車両の施錠・解錠が可能に!
※有料オプション
スマホの電池がなかったらどうなるのか疑問!
今までの80系になくて、今回採用されて、良かったもの
ハイブリッドにE-FOUR設定
モーター出力を大幅に上げることで、リヤの駆動力を確保。
雪道はもちろん、かわいた路面でも発進とコーナリングを実現
電動パーキングブレーキ採用
今まで、フット式のサイドブレーキを採用していたが、
今回のフルモデルでようやく採用されることとなった。
AHS(アダプティブハイビームシステム)採用
先行車や対向車に光が当たる部分だけ自動的に遮光してくれる機能。
ハイビームの頻度をより高めて夜間の視認性を確保してくれる
※メーカーオプション設定
BSM採用
隣接車線の斜め側方をセンサーで検知、
ドアミラーでは確認できない車両等を検知できる安全機能
※メーカーオプション設定
デジタルインナーミラー採用
後方の乗員に邪魔されることなく、後方確認ができる機能
※メーカーオプション設定
まとめ
今までのヴォクシー&ノア&エスクァイアの
ユーザーならば、今回の機能の進化は、とてつもなく変化を
感じるのではないでしょうか。
今回は、値段には、一切触れませんでしたが、
本体価格やオプション設定の価格を含めていくと、
かなりの高額車両になることは間違いありません。
しかし、新機能は、ほんとうに、どれも使ってみたい
機能になること間違いなしです。
検討する方は、実際に使うかも含めて、検討する余地が
あるでしょう。
新しい機能でも、標準設定ではなくメーカーオプションの設定が
かなり多く存在するため、グレードはもちろんですが、
オプションに何を選択するのかも悩ましいでしょう。
この記事を動画にしたものを投稿してますので、
こちらも参考にしてください。
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